砥部焼作りを体験する陶芸教室が16日、愛媛県砥部町総津の広田小学校であり、全児童10人が皿やマグカップなどに絵付けをし、自分だけの器を作った。
地域の文化に触れてもらおうと20年前から同校が開いている。地元で窯を開く宇都宮積さん(47)が講師を務め「毎日使える物を作るので、作品でご飯をたくさん食べて」と呼び掛けた。
児童らは町内産の陶石などが原料の生地を麺棒で伸ばした後、布をかぶせた食器に押し込んで型を取った。市松や菱などの伝統的な文様を参考に前もって考えたデザインを竹串で彫ったり、絵の具で色付けしたりした。